7.北海道はでっかいどう

北海道に行くなら、1回の旅行ではとてもすべての地域を見て回ることはできないので、どの地域を重点的に見て回るか、またはスキーやリゾートを楽しむことにするのか、またはおいしいものを食べ歩くことを目的とするのかなど、旅行のコンセプトをはっきりと持っておいた方が、満足できる旅行になること間違いなしです。
何回か北海道に行く機会を設けることができるという方には、ぜひお勧めの北海道の観光プランは、北海道を大きく4つの地域に分けて、その地域ごとに足を運んで旅行をするというものです。道南地域、道央地域、道北地域、道東地域という4つに分けることが一般的です。この一つ一つの地域の中でも、見たいところはたくさんあるので1回の旅行ではすべてを見ることはできないかもしれません。でも、同じ地域内を移動してみたいところを見るというプランでは、移動時間も上手に使うことができるので、お勧めプランといえます。道南地域なら、函館で五稜郭や赤レンガ倉庫を見た後、夜は函館山からの世界三大夜景の一つを堪能し、函館で1泊。朝は北海道でも有数の大型朝市である函館朝市で、イカやカニなどの海産物を購入して、冷凍便で郵送してしまいましょう。そのあとは洞爺湖やニセコ、ルスツといった地域で北海道の自然を堪能して、夜は登別温泉でたっぷりとした豊富なお湯と、多彩な温泉を楽しみます。ゆっくりとして旅の疲れも、仕事の疲れも取れば、リフレッシュできる素敵な旅行となるでしょう。
続いての北海道の地域といえば、人口が最も多く、見るものもたくさんあるし、おいしいものもたくさんある地域、道央地域です。道央地域をめぐるなら、日にちをかけて回るのが一番。でもそんなに休みの日がないから行けない、という方は、札幌や小樽、富良野、旭川というような地域を限定していくことをお勧めします。最近注目を浴びていて、ツアー客が集中するのが、旭川にある旭川動物園含めたツアーです。「行動展示」という、できるだけ自然の状態の動物を見ることができるという展示方法を日本で積極的に取り入れたことで有名になった旭川動物園は、北海道という少し行きにくい限られた地域にありながらも、日本でも最多の集客数となっています。旭川動物園を中心に道央地域をめぐるなら、富良野を一緒に回ってみると美しいラベンダー畑を堪能できるでしょう。またテレビドラマ「北の国から」で一躍有名になった富良野には、ドラマの一場面を感じられるところもたくさんありますので、「北の国から」が好きな方なら一度は足を運んでみたくなるでしょう。その他、札幌と小樽を回るというツアーも、道央地域では人気のツアーです。大通公園をはじめとして、時計塔を見たりして街並みを楽しんだら、夜は東京以北では最大規模の歓楽街すすきので、北海道のおいしいものを食べ歩いてみてもいいですね。翌朝は小樽へ移動して、「北のウォール街」と呼ばれる商都小樽の雰囲気を味わいながら町を散策したり、ガラス工芸を楽しんだりできます。お寿司などの魚介を味わったら、夜にはガス灯が郷愁を漂わせる小樽運河を散策してみれば、ロマンチックな雰囲気に包まれることでしょう。翌日は、積丹半島やニセコ、羊蹄山、支笏湖といった自然を堪能できる地域をいくつか周ることもできます。ちょっと頑張って襟裳岬にまで足を延ばしてみても、よいかもしれませんね。
続いて旭川動物園ツアーに参加されるなら、もう少し北に足を延ばして道北地域で、日本最果ての美しさを味わってみるのも一つのルートです。サハリンの島影も望める日本最北端の都市稚内や宗谷岬、原生花の宝庫サロベツ原野、豊かな自然の利尻島や礼文島で、厳しい自然の中を豊かに生き抜いている生命力あふれる花々の力などを感じれば、訪れた方の中にも力が湧き上がってくることでしょう。荒涼とした美しさにある、素晴らしい生命力と自然美は、北海道の中でも一度は見ておきたいおすすめポイントです。

そして道東地域に行くなら、なんといっても知床です。2005年に世界自然遺産に登録された知床には、人々を寄せ付けない厳しい自然環境が、太古の姿をそのまま残すこととなり、流氷が育んできた豊かな海洋生態系と原始性の高い陸域生態系が影響しあって豊かな生態系をみることができるようになっています。知床は「最後の秘境」とも言われる通り、優れた自然美と貴重な自然、動植物の宝庫です。知床五湖やオシンコシンの滝、フレペの滝といった独自の地形や絶滅危惧種が自然の中で生きているところを見ておくというのは、北海道ならではの感動的な体験となることでしょう。その他、羅臼や屈斜路湖もお勧めです。

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Last update:2014/11/5